校長あいさつ

 本校は昭和15年(1940年)に創設され、今年度で75年目を迎える、伝統のある商業に関する専門高校で、全日制課程と定時制課程を併設しています。現在、全日制課程は商業科4学級、情報処理科2学級の1学年6学級で全18学級、定時制課程は商業科1学年1学級で、全4学級の体制です。全日制・定時制あわせて、2万4千人を超える卒業生は地元産業界はもとより、広く県内外、各界各層にわたって活躍していますが、在校生も文武両道を着実に実践し、目覚ましい成果を上げています。
 まず、資格取得においては全国商業高等学校協会主催の珠算・電卓、簿記、ワープロ、英語、情報処理、商業経済等の9種目の検定試験で、卒業時に3種目以上の1級合格者は、平成25年度129名でした。これは全国でも有数な好成績です。
 部活動では、平成25年度は男子バレーボール部、バスケットボール部、バドミントン部、コンピュータ部が全国大会にそれぞれ出場しました。また、吹奏楽部やダンス部は桐生市の各種行事に積極的に参加したり、ビジネス研究部は小学生のお仕事体験を基軸にした桐生市商店街の活性化に関わる取組を行ったりしています。
 このように、まさに文武両道と地域との共生を実践してくれています。そして、生徒はこれらの活動の成果を生かし、進路実現に結びつけています。平成25年度卒業生の就職者は66名(うち事務系41%)、進学者は167名で、この数字は事務系就職に強い桐商、大学等への進学にも対応できる桐商を示すものです。
 定時制においては、生徒が何よりも職業と学業を両立させ、世の中の多くの人が寛いでいる夜の時間帯に、地道に頑張っています。
 今後も、こうした様々な取組をとおして、地域に信頼される学校づくり、地域に愛される生徒の育成に努めていきたいと考えています。そして、生徒が「桐商でよかった」「桐商が1番」と感じられる、充実した学校にしていきたいと思っています。

校長 閑野 泉